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レファレンスインタビューから17世紀頃の本と分かる。また「家政論」はかなり有名な本で著者は経済学者だと言う事から、確認調査として経済学関係の主要事典から「家政論」や人名から当たってみたが、どこにも見当たらない。そこで、組織的な探索法を活用してみる。
まず、さまざまな人名事典や百科事典などに採録されている全ての人名を抽出し、何の事典に採録されているかを指示した『外国人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ1999)の6巻目の「古代−中世編」索引の(ア−ツ)を引くと……、Alberity,Leon
battistaという人名を見出すことができる。人名のカナ読みはアナベルティ、肩書は建築家・人文学者とあるので、この人名で本文編に当たってみると数多くの人名事典等に採録されていることが分かる。その中に人名事典として、もっとも詳しいことで名高い『世界伝記大事典』(ほるぷ出版1980)にも紹介されていることが分かる。『世界伝記大事典』で調べてみると「家政論」ではなく、「家庭論」の間違いであることが判明。その著書の出版年も明記されている。
ちなみに、西洋人名事典の基本文献『岩波西洋人名辞典』(前記事例参照)で確認してみると、建築家としての記述で終わり、「家庭論」までの言及はない。記述量が比較的多い『世界大百科事典』(平凡社)や『ブリタニカ国際百科事典』でも「家庭論」の出版年記述を見出すことはできない。
この例は、人名調査における基本的探索法の良いサンプルである。
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