(図書館の達人への道 その9)
統計データはどうやって探すの?
 
 レポートや卒論などを作成するとき、説得力を持たせたり、裏付け資料として統計データを必要とすることがよくある。だが、使おうと思っても世の中に出ている統計データがあまりにも膨大であるため、何から手をつけたらよいかわからない。ついに頭が痛くなりあきらめてしまうことが多い。しかし、統計データを調べるための道具(レファレンス・ツール)を使えば、あれ!と思うほど容易に探し出すことができることを知っておきたい。
 例えば、「あめ菓子」の輸出入の数量を経年変化で知りたい、と思ったとしよう。しかし、こうした統計データが何という統計資料に出ているかが分からなければ調べようがない。そこで、個々の統計データが何という統計集に出ているかを探すための基本道具の一つ『日本統計索引』を使ってみると簡単に分かる。
 
 戦後からの現在までの個別統計データが探せる統計調査のための基本道具(ツール)を以下に紹介。
 

 
1.『統計情報インデックス』年刊 日本統計協会
[5階 書誌351.031/S0 55]
 昭和62年(1987)以降に出された各種統計資料を対象に、どのような事項目の統計が何の統計集に採録されているかが分かる。現在は、これしか出ていない。
 


2.『統計情報総索引』年刊 総務庁統計局
[5階 書誌351.031/S0 55]
 前記1の前身版。昭和48年(1973)から昭和62年(1987)の間を調査ができる。
 


3.『日本統計索引』日外アソシエーツ
[5階 書誌351.031/N 77]
 最も詳細な事項目で調査できるもの。昭和32年(1957)から昭和47年(1972)までに刊行された各種統計資料を対象に、細かい事項索引が五十音別になっている。統計集は法律が定める指定統計など古くからの定期刊行物が多いので、前者1・2の項目で探せない場合は、ぜひこの文献を活用してみると良い。この手のツールでは、中心的な役割を果たすもの。
 
(具体例)
 索引は百科事典のように五十音順になっているから、あ行の「あめ菓子」で引いてみる。すると、『ポケット農林水産統計』という統計資料(統計集)に採録されていることが分かる。後は簡単。その『ポケット農林水産統計』(年刊)の所蔵図書館を確認(本学図書館のOPACでも検索)し活用すれば良い。このように、調べるための道具を使えば、さまざまな統計データを容易に入手することができる。
 


4.『日本統計総索引』東洋経済新報社
[3階 書誌351.031/Se 69]
 昭和20年(1945)から昭和31年(1956)までに刊行された統計資料を対象に調査できる。巻末索引が事項別になっているので、こちらでキーワードを見つけ、資料の所在指示番号に従い本体に当たると、採録統計資料を知ることができる。
 

(図書館の達人への道 その9 2004